先生、あたし誰にも言いません １巻 ／感想・レビュー
おれは 初体験の相手の顔を よく覚えていない
こんにちは！
藤緒あい先生のコミックス「先生、あたし誰にも言いません」１巻の感想を書きます！
ネタバレを含みますので、内容を知りたくない方はご注意ください。
ではコミックス裏表紙のあらすじから書きます！
あらすじ
「先生、私としてください。」
“特別いいこと”が一つもない人生を送ってきた女子高生教師・清野正広(きよの まさひろ)。
彼の平穏な日常は、ある女生徒のせいで大きく変わり始めるーーーー。
教師と生徒。
この恋は純愛か、犯罪か。
大人と子供の恋愛の境界線を描く、禁断のラブストーリー。
感想！
大好きな藤緒先生が…私が苦手な先生と生徒モノ…かぁ…(T-T)と思いつつも購入せずにはいられずw
なんていうか…さすがです。面白かったです。これ、プリンセスコミックスで発行されているんですけど、連載はweb「マンガクロス」ってやつらしいんですけど(webマンガあんまり読まないので分からないんですが…)括りとしては少女漫画…なのか…？いやもう藤緒先生の作品はいつも色々な要素が詰まっていてジャンルを分けるのもナンセンスな気はするんですけれども笑。
元々、チーズで少女漫画を描いていらっしゃった頃から追いかけているのでどうしても少女漫画要素もあると思いたくなるだけなのかもしれません(^_^;)
この「教師×生徒」のお話は、教師である清野先生目線です。少女漫画だとあんまり無いパターンですよねやっぱり。
スペック的には決して悪くない(すごく良いワケではないけど)清野先生。学生時代からの同じタイプの友人たちはめちゃくちゃかわいい人と結婚したり、学生時代にはかわいい彼女もいたのに、自分にはかわいい彼女はいなかった…。
高３の時、告白してくれた地味目の女子と初体験をした。好きでもないきせに、うしろめたいくせに、そんなことは関係なく死ぬほど気持ち良かったらしいです笑。
清野先生は今まで「かわいい彼女ができなかった」ことがコンプレックスのようです。すごくくだらない気がするけど、分からないでもないようなw
で、現在は女子高の教師。悪くないスペックで生徒にモテる。「オイシイ」とどこかで思いつつも「教師だから」と生徒に手を出してはいけない理性を持っている…ようだったのにw
めちゃくちゃ可愛い生徒・結木(ゆうき)さんから「相談がある」とライン交換を持ちかけられ、一度は断るも、その可愛さにやられて交換してしまう。いけないことだと思いつつもどこか喜んでしまう先生。
しかし！ある日の放課後、クラスでも地味系の女子・寄原(よりはら)さんに告白されて襲われ(！)理性を保てず体の関係を持ってしまいます。
ほんと、清野先生はダメなことしてるし、深刻に悩んでいるはずなのに、お話自体が醸す雰囲気はどこかちょっと軽いというか…この先生のキャラのお陰か、そこまで深刻な、ヒヤヒヤした気持ちにならずに読めました。
(私は不穏があまり好きではありません。なので元々不穏な関係である教師×生徒の設定あまり好きではありません。なので私が「軽い気持ちで読みたい」と強く念じている影響がだいぶあるかもしれません笑)
……が！女子高の注意しまくり口うるさい「砂かけ婆」こと砂掛(すなかけ)教頭が、BLを買い漁ろうとしているところを生徒に見つかったり、ラストでは清野先生と付き合うことになった寄原さんのベッドに忍び込もうとしているのは…もしや…父親…？(T-T)
清野先生、「好きじゃないのにしてしまった」はずだったけど、寄原さんに「教師として」言い訳をしたり、説得しようとしたりしようと一緒にいるうちに「好き」が芽生え始めたような感じなのに(T-T)
教頭の方はちょっと笑える感じもありましたが、寄原さんの方…(T-T)えー。そんな展開かぁ…(ノ_＜)
「誰にも言いません」は結木さんと清野先生のライン交換、清野先生と寄原さんの関係(これがメインだとは思いますが)、教頭先生のBL好き、寄原さんと父親(たぶん)との関係…今のところこんなところでしょうか。
重たくなっていくのかなぁ(T-T)何はともあれ、藤緒先生の手法に期待しつつ！２巻も楽しみに待ちたいと思います！