愛が死ぬのは君のせい 3巻/感想・レビュー
ずっとつきまとう 俺の中の“何かが無い”感覚 むなしくて 空虚で だるくて だけどあの瞬間 “無い部分”を掻き毟りたいような気持ちになった
こんにちは!
桃森ミヨシ先生×鉄骨サロ先生のコミックス「愛が死ぬのは君のせい」3巻の感想を書きます!
ネタバレを含みますので内容を知りたくない方はご注意ください。
ではコミックス裏表紙のあらすじから書きます!
あらすじ
私の好きな君はどこ?
体内で眠る「ワルツ」がどうなるか分からないからと謎の「白い男」から言われ「絶対に一墨(いすみ)に近づかない」と決意した愛生(あおい)。
その矢先、一墨が心音(ここね)と腕を組んで歩く姿を目撃しショックを受けます。
でも、然(ぜん)や友人の前では気丈に振る舞おうとし、どんどん1人で苦しみを抱えるように…。
そんな中、学校行事の係を一墨と2人でやることになってしまい…!?
感想!
最初こそ「白い男」が出てきてちょっとドキドキするものの、割れたり殺されそうになったりということはほぼ無く、今までに比べると日常的で、愛生や一墨の心の動き、心理描写がより丁寧に描かれているような印象を受けた3巻です!(アクマで私個人の印象です)
「付き合っているうちに好きになるかも」という友人の助言で付き合い始めた一墨と心音。美人だしいい子だと思うけど好きになれない一墨。
「会って 話して 一緒にいて ーーーーそれでいつ好きになるんだろう 相手を好きになったって いつどうやってわかるんだ?」
と友人に話す一墨。ワルツに「好き」(恋?愛でしたっけ?うろ覚えすみません…)の気持ちを持っていかれてしまった一墨。混乱が始まってきます…!
一方、1人でなんとかしようとする愛生に、全ての事情を知る然が協力しようとしてくれますが、「話したことは忘れてほしい」と突っぱねてしまう愛生。
ですが、一墨の中のものを持ったまま愛生の中で眠り続けるワルツ。この状態で一墨と愛生が接触すると、また一墨がワルツに乗っ取られてしまうかもしれないと考え、絶対近づかないようにしようと愛生が決心した矢先に、校外学習の係になってしまった一墨と愛生。
ロコツに避ける愛生に我慢の限界か、問い詰め、近づこうとする一墨…!
ぎゃぁぁぁぁ触っちゃうぅぅぅぅ!
というところで然が登場!2人の間に割って入って一墨に「俺、愛生の彼氏」と宣言します。(愛生は後で嫌がってますw)
これのちょっと前にも、愛生を可愛いと思う男子が一墨に、係を代わろうともちかけますが「いやだ」と断ったり、然が愛生の彼氏宣言をした時の一墨の絶望的な表情とか…。
基本無表情だった(ような気がする)一墨の表情がだいぶ豊かになってきた印象を受けます。(悲しげだったり絶望的だったりばっかりなのが悲しいところですが…)
夜、部屋にいる一墨が、隣に住む愛生の部屋を無意識に見てしまう自分に、強烈な違和感を感じ始めます。
「ずっとつきまとう 俺の中の“何かが無い”感覚 むなしくて 空虚で だるくて だけどあの瞬間 “無い部分”を掻き毟りたいような気持ちになった」
というモノローグがあり、ここからは一墨の心情を中心に描かれている印象です。
クールでポーカーフェイスな(イケメンの)男の子が1人の女の子によって心をかき乱されもがく…!たまらんです…!(//∇//)(そういう意図ではないと思いますがw)
そしてラスト、愛生が手に怪我をしてしまい、然が愛生の手を取っている姿を目撃した一墨がたまらず声をかける!
「愛生 おれ モ」
モ?モモ??何「モ」って!(°_°)って思ってたんですけど、今読み返したら「おれも」(好き)とかってことか??
ていうかていうか!!セリフも気になりますけれども、同時にまた一墨に真っ二つに亀裂がぁぁぁぁ!!
うえぇぇぇ…気になり過ぎる終わり方なんですけど…!セリフも…!体も…!!(°_°)
なんで一墨また割れちゃうんだろう…愛生に変化が無かったことを考えるとまだワルツは眠ってるんだろうし…「白い男」の仕業なのか…また別の理由なのか?
私のアホな頭じゃ全然分からない…!
4巻は2019年3月発売予定だそうです!早く読みたい(T-T)
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