ダーリングブルー ／感想・レビュー
目をあわせて声をきいて笑顔を見たい その全部を友達以上の関係でしたい
こんにちは！
ともすえ葵先生のコミックス「ダーリングブルー」の感想を書きます！
ネタバレを含みますので、内容を知りたくない方はご注意ください。
ではコミックス裏表紙のあらすじから書きます！
あらすじ
朝の電車で見かける、青い靴の男の子が気になっていた穏(のん)。
ひょんなことから彼＝矢那瀬(やなせ)くんと行動を共にするようになった穏は、彼の不器用なあたたかさに惹かれていくけれど、青い靴には大事な秘密が…。
切ない恋の表題作ほか、クラスメイトとの特別な距離を描く読み切り「おんなじ高さで」も収録。
みずみずしい恋の瞬間が詰まった、待望の初コミックスです。
感想！
2017年7月発売のコミックスです。発売当初に購入して、とても良くて、まだブログを始める前だったんですけど、いつか感想書きたいなぁと思いながら…おぉ…10ヶ月近く経っている…！(オバサン時間経つの超速いですw)
今回、感想を書くにあたってもう一度読み返しましたが…
あぁもう…締め付けられる…！ムネが！キュゥッて…！
キュンじゃない！キュゥッ…！
語彙力なさすぎでスミマセン。全然文章力が成長しない私がお送りしております(°_°)
リアリティだと思います。リアリティ…！
少女漫画ってやっぱりちょっとご都合主義的なところが多いと思うんですよね。それが分かってて読んだってキュンキュンできちゃうからほんとスゴイなって思ったりもするんですけど、
この ともすえ先生の作品は、まぁ最初こそ、その青い靴を履いていてちょっと気にしていた男の子が、たまたまゴミ捨てに行く穏に「それ捨てとけ」って例の青い靴を渡すっていう、見方によってはご都合主義的かもしれないところから始まるんですけれども。(出会いのところくらいいいですよねぇ！)これがまた印象的で。すぐに矢那瀬の性格が分かるっていうw
２人で一緒にいるときに矢那瀬の元カノに出くわしたり、授業中に堂々と矢那瀬が穏を連れ出してサボったり、寝ぼけた矢那瀬が穏の髪を優しく触ったりっていうザ・少女漫画的要素ももちろんあるんですけれども、
矢那瀬も穏も２人の不器用さがほんと胸に刺さる…！
出来すぎたカッコいいヒーローが多い中(もちろん大好きですっ！♡)、ほんと不器用。というか等身大な感じ。なんか、カッコつけてたって中身はこんな感じだよね実際。みたいな。
何言ってんですかね私。分かりづらいにも程がありますね(＞＜)
ガッツリ元カノ引きずってたり、女の子と仲良くなっても、ちょっと噛み合わないことがあったら面倒くさいって距離を取ってしまったり…でも話しかけたらちゃんと話してくれたり…なんか無視されたり…！
そう！わ・か・り・づ・ら・い！！これに尽きる気がします！
実際、中高生の時なんかは、「ほんっと男子って何考えてるのか分かんないっ！」じゃなかったですか？笑
それでドキドキしたり、嬉しいことがあったと思ったら、自信無くしたり後悔したり…もう矢那瀬、ほんと思春期真っ盛り時期に私の周りにいた男の子って感じがします。(イケメンであることを除いてはw)
穏も、いつも来る場所に矢那瀬が来ないからって話しかけることもできなくなってしまったり、無視してしまったり…言わない方がいいって分かってることを口走ってしまったり…
あぁもう…！あるよ！あったよ！ムネが痛いよ…！(T-T)
でもずっと矢那瀬のことを気にしてたり、勇気を出して話しかけるところとかね…ご都合主義じゃないっ。ヒロイン超頑張ってる(T-T)共感しかない(T-T)
ほんと、高校時代の気持ちをリアルに思い出させてくれるみずみずしい作品と思います！
なんだか取り留めもなくつらつらと書いてしまいましたが、
読みきりの「おんなじ高さで」もすごーく良かったです！
高身長イケメンといつも一緒にいる低身長男子に恋するお話なんですけど(あぁ…何で私が書くとこんな安っぽい感じになってしまうんだ…っ)、私、高身長好きでして(聞いてないw)、ヒーローが低身長ってだけで若干テンションが下がる場合もある(何様w)んですが、このヒロインがその低身長男子に恋する気持ちはグングン伝わってきて、ギュウゥゥーッてなりました！(相変わらずよく分からない感想ですみません…)
どちらの作品も、恋に至るまで、恋をしてからの切ないすれ違いがとても丁寧に描かれていて、本当に良い作品だなと思います。
ともすえ先生の絵自体とても魅力的ですが、手の描き方とかもすごく良いです。(手が好きな私w)魅力的なお話を描く作家さんだなーと思いました！
次回作もほんと楽しみです！