深夜のダメ恋図鑑 ５巻／感想・レビュー
正論を言った俺がサイテーになるのか
こんにちは！
尾崎衣良先生のコミックス「深夜のダメ恋図鑑」５巻の感想を書きます！
ネタバレを含みますので内容を知りたくない方はご注意ください。
ではコミックス内に記載のあらすじ(？)から書きます！
あらすじ
この物語「深夜のダメ恋図鑑」とは、なぜかダメ男ばかりを引き寄せてしまう３人の女子たちが夜な夜な語る、身の毛もよだつ体験談である。
王子様に憧れつつ、八代(やつしろ)くんとおつき合い中の千代(ちよ)、友人といたお店で正論振りかざし男と出会った円(まどか)。
そして史上最強のダメ男・諒(りょう)くんと別れた佐和子(さわこ)は、自由快適な生活を送るのだが！？
彼女たちの壮絶なる闘いの日々はまだまだ続くーーーー！！
なお、彼女たちがなぜこんなにもダメ男につかまるのかは未だ謎のままである…。
感想！
今までのももちろん面白かったですけど、私はこの５巻が一番好きかもしれないです。
一話目の、母親が入院するということで実家に一時的に帰った円が父親＆兄に「料理下手」をけちょんけちょんに言われてしまっているのもなんだか珍しくて、円の顔も面白くて良かったw(もちろんその後の円の逆襲もすごかったww)
千代はとうとう八代くんにプロポーズされます。婚約指輪のくだりとか、まぁあるあるな感じもしますけれども尾崎先生独特のやり取り、表情！やっぱり面白いです！…高価なものは一緒に選びに行きたいですね。
もうなかなか出番が無いだろうと思っていた佐和子の元カレ・諒も登場しました！しかも円と食事！(円は佐和子の元カレとは知らない)最後の方まで諒くんとは明かされない尾崎先生の演出もほんと面白かったですw
そこまで酷くないじゃない…という印象もあり、どうした！諒くん！！と思いましたが、お話のラストで安定のサイテー男っぷりを発揮してくれてますw
私にとっての５巻での最大のヒットは市来(いちき)くんです！
４巻で「正論振りかざし男」として登場した市来くん。なんかすごいツボかも…！と予感はしていましたが、５巻で完全に好きになりました！
姉と妹がいる市来くん。幼い頃から女子の理不尽さに怒りを覚えてきたようですね…。だとしたら上手く渡る術を覚えても良さそうなものですけど、彼の不器用さが愛おしいですww
もうなんか、ことごとく可哀想(T-T)でも面白いw
「女ってホント ムカつくよ……」が彼のキメセリフなんですかねw
バレンタインのチョコをくれた女の子とデートをしたら、向こうから断られた挙句、給湯室で悪口言われてたり…
たまたま見てしまった休日にやっている女児向けアニメに感化されてハマってしまい、なんとなく買ってしまったフィギュアにハマり集めていたら妹にキモイと言われ…ほんと不憫で愛おしいです…！(//∇//)
で、そんな市来くんがコソコソ行っていたヲタ活を円に目撃されてしまうわけですが、さほど偏見を持つわけでもなく、市来くんのヲタ活に協力までしてくれる円。
なにかが始まりそう……！私も市来くんも思いましたが、何も始まらずでしたww
でもこの２人はこの先ちょっと何かあってほしいなー(^^)やっぱり私は少女漫画的ななにかをどっかで期待してしまうようです。
番外編の「夫の役目、妻の役目」では壮絶なワンオペ育児にちょっとほんとコレは笑えない…(夫の方に全く悪気が感じられないから尚更…)と思う感じはありましたが、ほんと、ごもっとも。働く妻の立場に寄り添ってちゃんと想像してくれる男性が増えるといいなと思いました！