share 1巻/感想・レビュー
「どうして私は 私のことを好きにならない人を 好きになってしまうんだろう」
こんにちは!
三つ葉優雨先生のコミックス「share」1巻の感想を書きます!
ネタバレを含みますので、内容を知りたくない方はご注意ください。
ではコミックス裏表紙のあらすじから書いていきます!
あらすじ
16歳の女子高生・はる は、夢もやりたいこともなく、バイトをしてお金を貯める日々を過ごしていた。
ある日、バイト先に訪れたゲイの男の子・理央(りお)が気になってしまった はる。
異性が苦手なはずなのに、なぜ一途に追いかけてしまうのかわからないまま家を飛び出して彼の住むシェアハウスを訪れる。
理央と同じ部屋で暮らすことになった はる だけど…ーーー!?
あの時の私は何も わかっていなかった
人前でほとんど笑うことがない はる。周りからはこわいと言われるけど、仕事はきちんとこなすし、子どもが喜ぶ姿を見れば微笑んだりもする。
はるのバイト先の喫茶店(カフェ?レストラン?)で男性との別れ話をする理央に出会う。ここで理央がゲイと知るが、どうしようもなく理央に惹かれてしまった(恋とは思っていない) はる は家を出て理央が住むシェアハウスに押しかける。
空き部屋が無く、シェアハウスの家事をする代わりに理央と同じ部屋で暮らすことになった はる。
はるの行動力すごすぎ…!というのが序盤の感想。ちゃんと親に言って(許可を取って…なのかな…)家を出てるんですが、序盤の はるは改めて冷静に見ると「見た目は良いけど、笑わない、ちょっと変わった女の子」くらいな感じだな、実は。と思いました。
そこにミステリアスな理央が絡んでくるからなんでしょうか。三つ葉先生の描き方が上手いのでしょうか。(私が騙されやすいんでしょうか…!w)すっかり はるもミステリアスに見え、ちょっと理解できないような行動も、わりとストンと落ちてきて納得できるような気がしました。
「僕のこと 男として好きにならないでね」
とか言って理央!寝ぼけて間違えて はるにキスしちゃうんですよー!もうっ!!
もちろん はるにとってはファーストキス。理央のことを好きになるつもりは無くても意識してしまいますよね(T-T)
理央は自分のベッドじゃないと眠れない、人と一緒だとなかなか眠れないけど、はるとは一緒でもよく眠れる。理央にとっては癒し的な存在になっていってる様子。
一方で、ゲイなのでもちろん はるに欲情することはなく、そっちはセフレの岩倉(男)で満たしている。
はるは理央への恋心に気づきますが、昔好きだった花屋のお兄さんは自分(はる)の母と結婚してしまい、理央はゲイ。
「どうして私は 私のことを好きにならない人を 好きになってしまうんだろう」
と悩みつつも諦めもあるように見えました。
理央への恋心を隠し通すことを決意した はるですが、同じベッドで眠る理央の寝顔に毎朝こっそりキスすることをやめられなくなってしまっている はる。
1巻のラストではその「こっそりキス」に理央が気付いているような描写で終わりました。
さいごに
三つ葉先生の前コミックス「花園さん、結婚するんだって」がとても良くて、買ってみたこちらのコミックス。
「花園さん…」も実は1度読んだ時には「いい話だ」程度しか思わなかったのですが、2度目はなんかもう涙無しには読めないくらい良くて(あくまで私の個人的な感想ですが)、三つ葉先生の作品は、おバカな私には1回読んだくらいじゃ分からないのかな、と思っているのですが!w
この「share」に関して私が今思うことは、まだお話はこれからなのかな、ということ。
ただ、はるが自分の過去(約1年前)を振り返っているような描き方をしていて、「特別だったんだ」とか「わかっていなかった」とか「儚い夢を見ていた」とかっていうモノローグがちょいちょい入ってくるのが切なくて切なくて(T-T)もうなんかずっとモヤモヤ(ヒヤヒヤ?ドキドキ?)してしまう感じ(T-T)
でも三つ葉先生自身が「着地点は考えてある」とコメントしていました。はるのモノローグからすると、理央とはるがラブラブハッピーエンド♡みたいなのはきっと期待できないんだろう(どうしてもほんのちょっと期待してしまうお気楽少女漫画脳w)と思っていますが、このモヤモヤが晴れていくような結末を期待して2巻も買いたいと思っています!
にしても、三つ葉先生の描く色々な表情がほんといいなぁって惚れ惚れ見てしまいます(^^)
さっき2巻て書きましたけど、これデラックスベツコミの連載ですかね。。2巻の発売はきっと1年近く先ですね(T-T)
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